私は特定保健指導の指導員として、これまで様々な方とお話ししてきました。
その面談中、時々こう打ち明けてくださる方がいます。

対象になったこと、正直ちょっと恥ずかしいんです
その気持ちを否定するつもりはありません。
ただ、指導員という立場から見えていることをお伝えすることで、その気持ちが少しでも軽くなったらいいなと思い、この記事を書いています。
「恥ずかしい」の中身は…?
よく聞いてみると、「恥ずかしい」にはいくつかの種類があるようです。
体重や数値を人に知られることへの気まずさや、「不摂生だと思われるかもしれない」という、評価そのものに対する抵抗感。
「対象になったこと」自体を周りの人に知られるのが嫌だ、という声もお聞きします。
これは具体的な数値がわからなくても、「対象になった=基準に引っかかるくらいだった」と思われること自体が気になる、という感覚なのかもしれません。
数値を見て、私個人が指導員として思うこと
ここでまず、指導員としての本音をお伝えしてみます。
もちろん、基準値と照らし合わせて「ここは高いな」という判断はします。
ただそれは、あくまで数値と基準の比較です。
生活習慣も推測しますが、そこに「だらしないから~」といった感情はありません。
むしろ「どうやったら改善できるかな」「この目標は現実的かな」といった、その先のことを考えています。
「あなただけのせいじゃないかも」という視点も
対象になった背景には、本人の努力だけでは片付けられない要因もあるのでは?と感じることもあります。
例えばこういったパターン。
仕事が忙しく、帰宅が遅い
↓
夕食の時間が遅くなる
↓
就寝時間が遅くなる
↓
起床時間が遅くなる
↓
朝食を食べる時間がない
↓
食事のリズムが乱れる
↓
体重や腹囲、検査値に影響しやすくなる
こうした悪循環になりやすい流れがある気がしています。
また翌日も朝から仕事がある場合、睡眠時間も足りていないことが多いです。

労働環境が整えば解決する問題はたくさんあるのでは…?と思ったり
あくまで個人的な意見ですが…
なので、「ただ本人が不摂生だから」とは決めつけられないと思っています。
「恥ずかしい」を、いま変われるきっかけに
ただ、ここで「環境のせいだから、頑張っても仕方ない」と諦めてほしくはないです。
環境が大変なのは事実かもしれない。
それでも、できることは必ずあります。
同じように忙しい環境で結果を出している方も、たくさんいらっしゃいます。

方法を知らなかっただけで、「こうすればいい」と理解しただけでスルッと何キロも減量される方もいます
そしてもう一つ、周りの人に知られることへの気持ちも、視点を変えると見え方が変わってくるかもしれません。
面談を受けようと決意すること自体が、もう十分素晴らしい一歩です。
さらにここで結果を出せば、それは周りを驚かせるチャンスにもなります。
見なかったことにして何もしないより、今ここで動く方が、この先の生活はきっと良い方向に向かいます。
「恥ずかしい」と思うその気持ちを、変わるための一歩に変えていただけたら嬉しいです。



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