
4月から5月は、慣らし保育中かな?と思われる親子をよく見かけます
その姿を見て、数年前に自分が復職したときのことを思い出しました
自分が育休から復職して大変だったこと、そして私なりにその辛さを乗り越えた方法をお話しします。
もしいま、あの頃の私と同じように「復職して辛い」と感じているママがいたら…。
数年後に「あの経験を乗り越えて、強くなれたよね」と思えるようなヒントになれば嬉しいです。
幸せな育休の終わりと、漠然とした不安
数年前のこの時期、多くの働くママがそうであるように、私も育休期間の終了とともに復職しました。

保育園の入園通知書が届いたとき、「あぁ、子どもとの幸せな毎日はあと少しで終わるのか」と涙した覚えがあります
いつか復職するのは分かっていたけど、やっぱり24時間一緒にいた我が子と離れるのはさみしい。
子どもが元気に保育園に行けるか不安だし、自分も久しぶりの職場でちゃんと仕事ができるのか、家事育児と両立できるのか…。
そんな不安をよそに、さっそく会社から復職先を告げられます。
そこは、産休前に勤務していた所とは異なる勤務地でした。
「快く産休に送り出してくれた人はそこにいない。人間関係も一から作っていくのか…」と、さらに不安が募りました。
保育園の洗礼、そして罪悪感と孤独に押しつぶされたあの日
時短勤務で復職し、新しい生活が始まりました。
仕事自体は、ブランクへの不安はありましたが、これまでの経験を思い出してくると次第に以前のペースを取り戻すことができました。
勤務先の方々も子育て経験のある方ばかりで、時短勤務への理解もあったと思います。
一方、最も大変だったのは連発する子どもの体調不良、いわゆる保育園の洗礼です。
特に最初の1年は、登園日のうち1/3は休んでいたと思います。
夫が休んでくれる日もありましたが、それでも「有給がもうすぐ底をつく…」と不安や焦りを感じていました。

出勤直後に保育園から電話がきて、10分も勤務せずお迎えに行くことも…
職場の電話が鳴るたびに「保育園からかもしれない」と、常に落ち着かない気持ちで仕事をし、いざ本当に保育園から電話がくれば「申し訳ないです…また子どもが熱を出してしまって…」と、周りに謝りながら即帰宅。
職場に迷惑をかけている申し訳なさと、一番大切なはずの子どもに対して「なんでまた熱が出るの…」と思ってしまう罪悪感に押しつぶされそうでした。
そんな毎日を繰り返すなかで、私の絶望感の決定打となったのが同僚(50代女性)からの言葉です。
前日の夜から子どもが熱を出し、「明日はお休みをいただきたいです」と連絡をしたときに返ってきたのは「私も忙しいんですけど(笑)」の一言でした。
その言葉を受けた瞬間、これまで抱えてきたすべての負の感情が溢れ出し、トイレにこもって号泣しました。
もちろん、残された方々の負担が増えるのは分かっています。
自分も産休前はママ達のフォローをしてきたからこそ、その大変さも理解しています。
しかしこのとき、同じ育児経験者にすら分かってもらえない孤独感と、子どもの体調という「自分ではどうにもできないこと」に対する無力感に、完全に心が折れました。
私を救った『課題の分離』という考え方
それでも、毎日はやってきます。
「この気持ちのまま仕事を続けていたら、恐らく私は耐えられない」と強く感じ、何かを変えないと、と必死でした。
そんな中、1冊の本に出会います。
そこに書かれていたのは、『課題の分離』。
つまり、自分の課題と他人の課題を明確に区別するという考えです。
この考えは、限界だった私の心を大きく変えてくれました。
相手が不機嫌なのは、相手の課題であって、私の価値とは関係ない。
私は謝る必要はあるけど、相手の機嫌まで取る必要はない。
シフトが回らない体制を整えるのは会社の課題であり、平社員の私が背負う問題ではない。
もちろん迷惑をかけている事実は受け入れ、申し訳ない気持ちは伝えます。
しかし、必要以上に自分を責める必要はないんだと、この瞬間、心が軽くなりました。

私は、いま自分がコントロールできる範囲で全力を尽くせばいい
それ以外のことは私の課題ではなく、無駄に葛藤する必要もない
この『課題の分離』という考えにたどり着いたとき、自分の心を守る盾を手に入れた感覚でした。
「まあいつ辞めてもいいし」で生まれる余裕
「ここで働くしかない、と思うから辛いのではないか」とも考えました。
よく「退職を決めた瞬間から、会社に対する嫌だった部分が気にならなくなった」という話を聞きますが、「まあいつ辞めてもいいし」と思うことが、逆に仕事を長く続けられるコツなのかもしれません。
そしてこのとき、「会社に依存するのではなく、自分自身で稼ぐ力が必要かもしれない」と、副業について考え始め、少しづつ小さな一歩を踏み出しました。
実際はすぐに辞められるわけではないですが、「まあいつ辞めてもいいし」という気持ちと「何か一歩踏み出す」という行動は、収入以上に「私を必要としてくれる場所がほかにもある」「会社に依存しなくても、自分の力で稼ぐ力がある」という可能性を示してくれたと思います。

その結果、職場でのストレスも激減しました
そして、本音を隠さずに言ってしまえば、
一番大切なのは子ども。
職場のために子どもに無理をさせるほど、仕事が好きなわけじゃない。
そう思えた時、自分の軸が明確になり、精神的に強くなれました。
そして不思議と仕事も感情に流されず、効率的に進められるようになりました。
嵐のなかにいるあなたへ
子どもの体調不良は、1年を過ぎたあたりで激減しました。

昨年度、体調不良で休んだ日は5日も無かった気がします
子どもってすごい…!
もし今、あなたが当時の私と同じような状況に置かれていたら。
「こんな生活がいつまで続くんだろう」と心が折れそうになっているかもしれません。
でも、子どもは強いです。きっと1年後には毎日元気に通えています。
そして、子どもと一緒にこの経験を乗り越えたあなたも、前よりずっと強くなっています。
もし、それでも「今の会社を続けるのは難しい」と思えば、それは今のあなたと会社の相性が合わなくなっただけです。どちらかが悪い、ということはないと思います。

自分を必要以上に責めないでくださいね
相性が合わなければ、環境を変えるという選択肢もあります。
自分がどこで、何のために頑張るのか、人生の主導権はあなたが持っています。
あなたが自分らしくはたらけて、最も大切なものを守れる環境が見つかることを、私も陰ながら応援しています。

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