仕事をしていて、自分の退勤時間になったとき。
「時間なので、お先に失礼します」
この一言を言うたびに、罪悪感を感じていました。
とても混んでいるのに、やることが山積みなのに、同僚たちを置いて自分だけ帰る。
「私がいなくなった後、みんな大変だろうな」
「フルタイムで働ける人が私の代わりにいれば、みんなにとってよかったのに」
そんな気持ちを抱えながら、毎日職場を後にしていました。
時短勤務を取って数年。
今も罪悪感が完全に消えたわけではありません。
でも、以前よりずっと割り切れるようになりました。
今回は、その話を書いてみようと思います。
実は「帰る側」を責めていた、あの頃の私
正直に言うと、産休前の私は「帰る側」を見て、こう思っていました。

こんなに忙しいのに…
あと少しだけ残ってくれればいいのに
今思えば、その気持ちが今の自分に返ってきているのかもしれません。
自分がそう思っていた事実があるからこそ、その感情が自分自身に刺さっているんだと。
自分が「帰る側」になって初めて、「帰りたくて帰っているわけじゃない」「申し訳なさを感じながらも、その気持ちと戦いながら帰っている」ということが、身に染みてわかりました。
あの頃の同僚に、今さらながら申し訳ない気持ちもあります。
罪悪感の正体は…?
私が感じていた罪悪感の正体を深掘りしていくと、その原因もみえてきました。
私の職場では、時短勤務でも人員としては1人とカウントされます。
つまり、私が帰った後は単純に1人分の人手が減る。
その現実が、自分だけ楽をしているという気持ちにつながっていました。
代わりに休日出勤することもできず、たまっている仕事を他の人に任せるしかない。
「申し訳ない」という気持ちは、この積み重ねによるものだと思います。
それでも割り切れるようになった3つの考え方
完全には消えない罪悪感ですが、こう考えるようにしてから、少し楽になりました。
これまで自分もフォローしてきた
産休前、私も時短の同僚をフォローしてきました。
だから今度は、自分がフォローしてもらう番。
少々厚かましいかもしれませんが、フォローしてもらう権利があると思うようにしています。
人員配置を決めるのは会社の仕事
私が「申し訳ない」と思っても、同僚の負担が減るわけではありません。
残された人が辛くなる状況を改善するのは、本来会社が考えることのはず。
私が過度に罪悪感を抱える問題ではない、と半ば強引に割り切るようにしました。

割り切れないときもありますが…笑
子どもと早く会いたくて、時短にした
時短を取ったのは、子どもと早く会いたいからです。
「時短が当然!みんな後はよろしく!」という気持ちはまったくありません。
でも、権利として取った時短です。
その選択をした自分を、必要以上に責めなくていいと思っています。
『嫌われる勇気』に助けてもらった
この割り切り方に気づくきっかけをくれたのが、一冊の本でした。
「他者の課題に踏み込まない」という考え方が、罪悪感を手放すヒントになりました。

詳しくはこちらの記事で書いています
時短だからこそ。行動でも示したこと
それでも「申し訳ない」という気持ちは完全には消えないので、せめて行動で示すことにしました。
残れない分、できることを率先してやる
早く帰る分、いる時間に他の人の仕事を率先して手伝うようにしました。
帰るけど、いる間はできる限りのことを全力でやっているという姿勢を示すことで、自分自身も少し気持ちが楽になりました。
限られた時間で最大のパフォーマンスを出す
時間が限られているからこそ、集中して効率よく取り組むことを意識しました。
時短だから仕事が雑、ではなく、時短だからこそ密度を上げるという気持ちです。
数字で結果を出す
気持ちよりも結果で示せることもあります。
数値として見える形で貢献できると、いる間はちゃんとやっているという自信にもつながりました。
きっと、「次は私がフォローするね」と言えればいい
時短勤務の罪悪感は、完全には消えないかもしれません。
でも、抱えすぎなくていいと思います。
時短勤務を選んだのは、大切なものを守るためです。
その選択をした自分を、責めないでください。
時短で早く帰るからこそ、子どもの「おかえり」が聞ける。
その時間が今の私には一番大切だという気持ちは、絶対に揺らぎません。
最後に、「申し訳ない」と思いながらも、今日も職場を後にしているあなたへ。
その気持ちを持ち続けていること自体、十分すぎるくらい誠実です。
そして責任感が強く、優しくて真面目だからこそ、普段から一生懸命働いてるのに、さらに周りの人のことも考えられるんだと思います。
これからも罪悪感が消えることはないのかもしれません。
しかし、その気持ちを持ったままでも、大切なものを守るために奮闘している姿はとても素敵です。
「次は私が、時短勤務の人をフォローしていこう」
このくらいの気持ちで、今この時期を過ごしてみてください。


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